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みながわ そういちろう

皆川 壮一郎 さん

卒業年:

1996年

 

現在の勤務先:

株式会社読売広告社

仕事内容:

CM制作業務

好きなことを仕事に

電車に乗っている時、テレビを見ている時、新聞を読んでいる時……私たちはいつでもと言っても過言ではないほど広告を目にしている。しかし、これらの広告を作っている人達について考えたことがあるだろうか。皆川壮一郎さんは大宮高校卒業後、立教大学法学部に入学する。高校時代、なりたい職業はなかったが、大学に入ると様々なことに興味を持ちはじめる。洋服、お菓子、車、音楽、建築……こんなに沢山の興味の中から職業を1つ絞るなんてできなかった。そんなとき出会ったのが広告だ。広告代理店はほかの会社に代わってその会社の商品を宣伝する。そのため、好きなことを全て仕事にできるのだ。皆川さんにとってこれほど魅力的な仕事はなかった。

大学卒業後、皆川さんは読売広告社に入社する。そこからすぐに広告の仕事ができるほど、広告業界は甘くない。最初の10年間は営業の仕事だけで広告作りに関わることは一切なかった。そんな中、転機となる出来事が起こる。ある会議で大勢の社員の前で話すことになったのだ。その時皆川さんは大学で得たディスカッション能力、つまり思ったことをすべて口にする力を生かして素晴らしいプレゼンテーションをし、周りに実力を認めてもらえたのである。そこから皆川さんは広告作りでも活躍するようになり、現在は食べ物から建築まで幅広い業界と関わっている。

「好きなことを仕事にしなさい。」これは皆川さんが繰り返し言っていた言葉だ。好きなことを仕事にするのがどれだけ楽しいか、幸せかは皆川さんの表情を見れば明らかだ。それほど広告をつくる皆川さんの目は輝いている。

​1年9組 女子・女子

世界中で愛されるCMを作る

松岡修造「CCレモン」、石原さとみ「果汁グミ」 ……。昨今の趣向を凝らしたCMの中でも特に話 題になったものだ。読売広告会社のクリエイティブデザイナー、皆川壮一郎さんが携わったCMである。大宮高校卒業後、立教大学法学部に入学した。「興味のあるものが増えすぎて困ってしまった」という大学時代。就職先を決めるときにも一つに絞れず、色々な職種に携われるという理由で広告代理店への入社を決めた。  

同僚と共に案を出し合っているうちに、気がつけば日付を超えている時もある。広告代理店の仕事相手は日本を代表する大企業ばかり。コマーシャルは各企業のイメージに関わってくるので、作成には決して手を抜かずいつも最善の案を絞り出している。  

最近、嬉しいことがあった。「忍者女子高生」のCMを動画サイトにアップした翌日、再生回数が百万回に伸びていた。ハリウッドスターの書き込みもある。自分が作ったCMが拡散され、ハリウッドまで届いたことに感動した。「賞を取るよりも、 世界中が知っているようなCMが作りたい。」それが今の夢だ。ふと今までを振り返った時、大学時代に興味の あったもの、その全てで仕事をしてきたことに気付いた。この仕事が天職だったと実感している。多忙な教務が重なっても辛いとは思わない。むしろ、「仕事が楽しくてしょうがない。」好きなことを仕事にできていることこそが、人を惹きつけてやまない広告作りを支えている。

​3年9組 女子・女子

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