吉田 美香
よしだ みか
卒業年:1991年
現職:管理栄養士(フリーランス)
大宮高校を卒業後すぐアメリカへ留学。日本へ戻り栄養士として企業でメニュー開発や献立作成に従事。その後管理栄養士の資格を取得し、糖尿病を中心に医療機関等で栄養指導や健康情報の提供を行っている。
昼食メニューから
食生活を探る
身体は自分が食べたもので出来ています。皆さんが普段食べているメニューにはどんな長所があり、どんな短所があるのでしょうか。いつも食べているものを少し深く知ることで料理の選び方や食べ方が変わり、10年後、20年後の自分の身体が変わってくるかも知れません。まずは普段よく食べている昼食メニューを探ってみましょう。
課題のねらい
-
自分達が普段食べているメニューにはどういう傾向があるのかを知り、食生活改善のきっかけをつかむ
-
今の食生活の良い点、改善が必要な点を明確にする
-
『自分の食生活にも取り入れてみよう』と思わせるように、説得力、影響力のあるプレゼンテーションをする
ターゲットの
メニューを決める
メニューを選ぶ条件は2つ
①昼食メニュー(1食分)
人気の店、よく行く店、よく食べているものを中心に選ぶ
②栄養表示等でカロリー、
タンパク質量、脂質量、炭水化物量が調べられるもの
メニューを評価する方法は色々あります。今回はPFCバランス(Protein:タンパク質、Fat:脂質、Carbohydrate:炭水化物のエネルギー比率)の確認は必須とし、それ以外の評価視点は各グループで検討することにしました。
メニューの
評価をする
PFCバランスの他に、様々な栄養素、味、調理時間、金額、衛生面、使用されている材料等自分達の好きな視点でメニューを評価してみる。メニューの特徴や長所、短所を知ることで、今まで食べていたものが違う見え方をするかもしれません。
改善案を
考える
今の自分達に合った改善案を検討する。100点満点のメニューにならなくても、実践しやすくて、今の食べ方よりも改善していれば採用です。更に自分達の5年後の生活を想像し、その頃に合う改善案も検討してみましょう。
プレゼンテーションをする
プレゼン方法は自由。 『自分の食生活にも取り入れてみよう!』と思わせるプレゼンを目指してください。 食生活を変えるには5年後でも覚えているくらいの内容や印象が必要です。
今は誰かに昼食を用意してもらうことが多くても、5年後には自分で選ぶことが増えるのではないでしょうか。『今日のお昼ご飯何にしようかなー』と思った時に、そういえば高校の授業でやったなぁと思いだしてもらえれば今回のプレゼンテーションは大成功です。